預貯金や証券会社の口座の相続手続きや解約などには、大変な労力を要します。
対策として、
① 預貯金等の取引金融機関を集約する。
② 相続人の全員の合意のもと相続人代表名義の預金口座を開設し預金取引を移動するなど。
また、預金先の財産リストを作成しておきましょう。
住所地と登記簿の住所が違うと相続登記に手間暇がかかります。
また先代の名義のままですと相続人以外の人の印鑑証明などが必要となりますので自分の代で整理しておきましょう。
また、不要な不動産は処分しておきましょう。
債務についてはだれからいくら借りているか記録しておきましょう。亡くなると相続人の知らない貸主が現れることがあります。
特に保証債務には注意しましょう。
保証債務も当然相続人に引き継がれます。知らない間に請求が来ることもありますので注意が必要です。
なるべく「争族」とならないように自分の意思を遺言書に書き記しましょう。
また遺言書には「付言」を付け加えることをお勧めします。
一番後から作成したものが優先されます。
自分にもしものことがあった場合を考えて家族に伝えたいことや、遺言書の有無、財産に関すること等を書き残しておくノートです。(本屋さんに多数出ています。)